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SUN FRONTIER FUDOUSAN
1/1 EVENT OFFICE
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1/1 32117のグランドオープニングイベントとして、フランスを拠点に活動するアーティスト、シリル・コンゴによる日本初来日・初個展「CYRIL KONGO’s POP-UP STUDIO "FROM PARIS TO TOKYO”」を2022年11月5日(土)から11月27日(日)にて開催いたしました。単なるギャラリーではなく、アトリエを併設したインスタレーション空間で、来場者の目の前で4.8メートルの大型新作を描き上げた本展は、彼の日本での初個展に相応しい、イマジネーションとノウハウに溢れた刺激的な個展となりました。

コンゴは、1969年、フランスのトゥールーズに生まれました。その後、ベトナムで幼少期の一部を過ごします。時は、ベトナム戦争の最中であり、戦火を逃れるため、母親と共にコンゴ共和国に移り住みます。その首都ブラザビルでの生活が、彼に大きな影響を与え、彼の名前の一部となりました。

17歳の頃、パリでグラフィティ制作をスタートします。その後、フランスで有名なアーティストグループであるMort Aux Cons(通称MAC)Crewに参加し、パリの街にアートを描いていきました。

2002年頃のヨーロッパでは、アーバンアートは破壊行為と考えられていました。そのような中で、コンゴはフランス発の、グラフィティ・フェスティバルである“KOSMOPOLITE”を立ち上げ、人々の固定概念を覆しました。アーバンアートがれっきとした芸術であることを示し、その後、フェスティバルは12年間連続で開催され、世界中から700人以上のアーティストが参加し、15万人以上の来場者を動員しました。

次第に、コンゴの活躍はヨーロッパを越え、世界に広がります。

プレステージブランドであるHermès、その象徴の一つであるシルクスカーフを、グラフィティと融合させ、再構築しました。ChanelやParis Saint-Germain、Maserati、Pierre Herméとのコラボレーションを行います。そして、Richard Milleとの冒険的なプロジェクトに挑戦し、時計づくりに革命をもたらしました。



「これらの作品は、都会的カルチャーと、伝統的イメージを昇華させ、極めることを目的としています。だからこそ、私は、卓越と情熱のある仕事だけを選ぶのです」

コンゴのシリーズの一つである"Master flow"は、そのキャリアの中で進化させようと努力してきた伝統と文化への頌歌です。「Master flow」は、流れ、来るもの、去るもの、そして人生の動きをマスターすることとも訳されます。私たちが意識的、無意識的に浴びている「流れ」を作品を通じて、技術的な資質だけでなく、精神的な資質も兼ね備え、繊細に纏め上げます。そして、レタリングの伝統である、文字の躍動感、動きと纏まりというスタイルを進化させました。

挑戦をすることで人生を楽しみ、伝統と格式を重んじつつも、そこに捉われない彼のスキルとノウハウの融合によって、再構築を果たしてきました。人々の生活様式が大きく変化を遂げる中、web3.0によって、アートの領域も別次元に展開されていきます。この環境をどのように感じ、表現を変化させていくのか。1/1における本展の目的は、目の前で行われる創作活動に触れることで、彼の内面を感じ取り、私たち自身の想像と掛け合わせることです。自分自身の内面にアートを感じ、感性を再構築する刺激となれば幸いです。

なお、本展では、貴重な作品を16点展示、販売いたしました。

Entoure D'amour 50 x 50cm

From Bogota to Hanoi 100 x 81cm

From Firenze to Beijing 100 x 81cm

From Paris with Love 130 x 97cm

J'aime Paris 50 x 50cm

K 23 x 23 x 5cm

LOVE 120 x 120 x 50cm

Masterpiece 480 x 200cm

Pierre Hermé 100 x 81cm

Prophecy 162 x 130cm

Safe Trip 50 x 50cm

Save Me 50 x 50cm

The World is Yours 250 x 200cm

Truedy 100 x 200cm

Want More 50 x 50cm

Yellow Suit 50 x 50cm

1/1では、今後もこのようなイベントを企画して参ります。

1/1に関するお問い合わせはoneisart@sunfrt.co.jpまでご連絡ください。
●本展は、パリ・香港を活動拠点とするSTEP CREATION GALLERY、そしてアーティスト兼キュレーターであるSATOSHI MARUHASHIの協力のもと、実現いたしました。

CYRIL KONGO
France,1969-

「自分は、ただ1つの面しか持たないような画家ではない」

Kongoは先ず、グラフィティ・アーティストとして国際的な舞台で知られるようになった。その後、30年間に及ぶ実践の過程 で、彼は自らのアートによって、未開の分野にグラフィティを広め、発展させていく。

Kongoの先見的なビジョンと格調高いスキルによって、アーバンアートと伝統的な格式を融合させ、彼はHermèsの象徴の一つ であるシルクスカーフを再構築することに成功した。そして、Richard Milleとの冒険的なプロジェクトに挑戦し、時計づくり に革命をもたらした。これらの作品は、都会的カルチャーと、伝統的イメージを昇華させ、極めることを目的としている。だ からこそ彼は、卓越と情熱のある仕事だけを選ぶのだ。

« Je n’ai jamais été le peintre d’une seule surface »

Kongo s’est d’abord fait connaître en tant que graffeur sur la scène internationale. Puis en une trentaine d’années de pratique, il a fait évoluer son art pour emmener le graffiti dans de nouvelles sphères.

Artiste visionnaire, Kongo a su croiser l’art urbain avec de prestigieux savoir-faire. Ainsi il a su réinventer l’emblématique carré de soie de la maison Hermès. Il a aussi révolutionné le monde de l’horlogerie en travaillant sur un projet audacieux avec Richard Mille. Ces travaux visent à sublimer sa culture urbaine et moderniser l’image de notre patrimoine.  C’est pourquoi il fait le choix de travailler uniquement dans l’excellence et la passion.

"I have never been the painter of a single surface"

Kongo first became known as a graffiti artist on the international stage. Then in thirty years of practice, he developed his art to take graffiti into new spheres.

A visionary artist, Kongo has crossed urban art with prestigious skills. So he was able to reinvent the emblematic silk square of the Hermès house. He also revolutionized the world of watchmaking by working on a daring project with Richard Mille. These works aim to sublimate his urban culture and modernize the image of our heritage. That’s why he chooses to work only with excellence and passion.

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